滋賀県仏教会



■滋賀県警主催『特殊詐欺被害撲滅祈願法要』

二月五日、西教寺本堂にて滋賀県警が主催する『特殊詐欺被害撲滅祈願法要』が執り行われた。これは、県下における特殊詐欺の被害を減少させるために、放映中の大河ドラマ『麒麟がくる』で話題の西教寺にて、祈願法要を行い県民に注意喚起を促すという目的から滋賀県仏教会と西教寺に要請があった。県仏教会と県警とは、平成十七年八月に『地域安全確保に関する覚書』が締結されており、その第四条に「(前略)詐欺などの悪徳商法、窃盗などの犯罪の被害に遭わないために、法事等あらゆる仏事を通じて被害防止意識の高揚を図る(後略)」という協定に基づくものでもある。

法要に先立ち、先ず滋賀県警察を代表し笹井生活安全部長より、特殊詐欺被害は、地域のボランティアや官民あげての協力により減少しておりますが、昨年の被害総額が一億五千万円にも上り、コロナ禍の不安情勢を付け狙った卑劣な犯行が横行しており、一件でも未然に防ぐことに全力を尽しております、と述べられた。

つづいて武田圓寵県仏教会会長より、県仏教会を代表して県警察に日頃の努力に対し敬意と感謝を述べられ、この祈願法要で些かでもお役に立てればと話された。また、「祈願」の意味するところを「私達が仏に対して、仏のもっておる慈悲と智慧を私達に与えて下さるよう『祈』り、私達の心の中にある慈悲と智慧を育てていこうと『願」うというのが祈願です。これから行う法要は、この慈悲と智慧の力によって特殊詐欺を行おうとする者にはその行為を思い止まらせ、被害に遭おうとする者には未然に防ぐというものであります。」と述べられた。

その祈願法要は、武田圓寵県仏教会会長御導師のもと、県仏教会役員、県内各仏教会会長、西教寺一山住職により執り行われた。また、県警作成の「詐欺封じ」と揮毫された御朱印風チラシ三万枚の加持祈祷も厳修され、県内の全寺院に配られた。寒い中であったが、マスコミや参詣者も多く訪れ、関心の高さが伺えた。













■年末年始の参拝に関する共同メッセージ

   ─滋賀県知事・県神社庁庁長と─
十二月二十四日、県庁知事室において、滋賀県知事三日月太造様、滋賀県神社庁庁長の馬渕直樹日吉大社宮司様と共に、滋賀県仏教会会長の武田圓寵猊下の三者が揃って、年末年始の参拝に関する共同会見が行われた。神社と寺院が揃って会見を開くことは珍しく、注目の会見にマスコミも大勢訪れた。

先ず三日月知事より、年末年始も密を避け、感染対策をしっかりとりながら安心してご参拝していただきたい、ついては、「ご参拝のかきくけこ」と銘打って

「か」変わらない祈りのために

「き」距離を保ち

「く」(お)口にチャック

「け」境内ではマスクの着用

「こ」混雑を回避

とわかりやすく県民に呼びかける発言をされた。その、混雑を回避という観点から、このたび県庁から「滋賀県版モバイル空間統計@人口マップ」をホームページ上に新設して、訪れたい寺社や駅などの混雑状況をリアルタイムで簡単に見られるようにされた。この中には西教寺周辺も含まれる。

次に、県内一五〇〇の神社の代表の馬渕宮司は、お正月は一年の無事、疫病の終息、災害のない一年の祈りを捧げる大切な行事ですが、古い歴史からいうと、二月の節分、立春までがお正月でございます、年が明けていの一番にお詣りという人情もわかりますが、出来るだけ時期をずらして参拝して頂ければと考えます、と発言された。

最後に、武田県仏会長が次のように述べられた。仏教会としては、各寺院が感染に注意しつつ日々終息を祈っております。この度、コロナに感染しない、コロナを感染させない、というお参りにあたっての行動様式をかきくけこにまとめて示して頂き有難い限りです。それを元として最善の感染対策をとり、参拝される皆様をお迎えいたします。

「人のため、わが身のためにマスクつけ、静かに祈るあらたまの年」を一つの糧として、皆様により良い年を迎えられるようお祈りを申し上げます、と発言された。

滋賀県仏教会 事務局長 寺﨑礼充













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